花祭りで甘茶をお釈迦様にかける理由と甘茶とは?

日本では四季に応じて毎年お祭りが開かれます。

さくらまつり、花火大会、雪灯籠まつりなどが有名ですよね。

しかし皆さんは『花祭り』をご存知でしょうか?

知らない人もいるかもしれませんからね。

今回は花祭りそのものの意味と、そこで甘茶をお釈迦様にかける理由などについて解説していきます。

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花祭りとは

<引用元:http://yokohama-kanazawakanko.com/event/event011/>より

花祭りとは、毎年4月8日に行われる仏教発祥の行事です。

ですが、多くの人は祭りの内容は知っていても意外と仏教から端を発していることまでは知らないようです。

なお起源・由来に関してですが、『お釈迦様』が生まれた時代や日にちに影響してきます。

お釈迦様は紀元前6世紀前後に生まれ、暦を今の太陽暦に直せば、4月8日に誕生したと考えられています。

世界史で習ったかと思いますが、仏教の開始者はガウタマ・シッダールタ、いわゆる仏教を誕生させた人です。

この人はインドのシャーキヤ族の王子さまだったところから、『シャーキヤ族の聖者』と呼ばれ崇められ、仏教が日本に伝来した時に「シャーキヤ」の部分が感じに当てはめて『釈迦』となり、今でいうお釈迦様となったのです。

またお釈迦様が誕生したルンビニ園では花にたくさん囲まれた場所であることから、誕生日である毎年4月8日に花を添えるようになって、それが後々の【花祭り】に発展して固定化されたのだと言われています。

お釈迦様自身がお花は嫌いではありませんが、どの花が好きだったのかということに関しては細かい文献が存在しないので依然として不明なままです…。

花祭りを人に説明する場合、「お釈迦様の誕生をお祝いする行事」という風に説明すれば大方納得するでしょう。

その流れを簡単に説明すると、基本的には小さなお釈迦様の立像の上に『花御堂』というお花のお堂を飾り、お釈迦様の立像に甘茶を柄杓で注いで拝むだけというシンプルなものです。

甘茶とは

<引用元:http://tachibana-sya.com/portfolio/amacya/>より

花祭りにはこの『甘茶』が欠かせません。

甘茶とは、主に花祭りの時だけに使われる事が多く、原料がユキノシタ科アジサイ属でヤマアジサイの変種の葉を乾燥・発酵して作られたものです。

甘茶だからさぞかし飲んでみると「甘い」という言葉がでそうですが、実は原料となる葉っぱは初期段階では『苦い』のです

それが甘くなるのは、製造過程に秘密があります。

各企業が生産を行うので企業秘密により詳細な製造過程は不明ですが、原理としては原料となる葉っぱを2~3日天日干しし、葉っぱが乾燥したら一定の気温と湿度の元で霧吹き状に水をかけ、1日程度発酵させるのです。

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そうすれば甘茶になるわけです。

日本では緑茶のシェアの方が多いですが、この甘茶は毎年の花祭り用に合わせて販売・製造されているので春が旬といえます。

甘茶をお釈迦様にかける理由

<引用元:https://phoenixyz.com/hanamatsuri/>より

なんで甘茶を小さなお釈迦様の立像の上からかけるのかというと、これにはいくつか諸説ありますが、お釈迦様が生まれた時に、上空に九頭の龍が現れ天から甘いお水(甘露やアムリタのようなもの)を吐いて、その水を使って産湯にしたことが始まりだとされているのです。

普通に考えればあり得ない話です。

ですが、それが伝説化されて人々に受け継がれ、小さなお釈迦様の立像の上から甘茶をかけるとその年は健康的に過ごせるとされています。

また生まれて間もない赤ちゃんの頭にかけると、健康的にすくすくと育つと言われています。

甘茶をかける量に決まりはありませんが、柄杓で1杯ほどかければ十分です。

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