
毎年7月7日は七夕の日です。
天気がよく空に雲がなければ、織姫と彦星で天の川を拝むことができます。
七夕といえば、笹の葉です。
家庭で飾るとしても、どこに七夕用の笹が売っているのかわからない方もいます。
また、七夕が終わった後にどう七夕で使用した笹を処分すればいいのか、困惑している方もいます。
今回は七夕祭りで使う笹はどこで買うのか、また飾り方と処分方法などについて解説していきます。
この時期のお祭りで有名なのが仙台七夕祭り!
<引用元:http://todays-twowords.com/sendaitanabata/>より
このお祭りは七夕の時期、テレビにも取り上げられるほど有名なものです。
仙台で七夕まつりの歴史が始まったのは、仙台藩初代藩主伊達政宗公の時代だと言われています。
しかしこのお祭りは大正時代以降、一度は衰退して消滅しかけました。
でも仙台の町を盛り上げたい想いが募り、商人たちの有志連合によって仙台七夕飾りが華やかに復活したのです。
おかげで毎年多くの人が足を運んでお祭りの盛況ぶりは上々です。
なお開催日はその昔、これまでよりも1か月早い7月7日の前後3日間で行われていた時代もありましたが、旧暦や新暦の関係で開催日がズレて今では毎年8月6日~8日となっているのです。
仙台七夕祭りに参加したい方は、開催日を間違えないように注意しましょう。
七夕祭りでなぜ笹が必要なのか
<引用元:https://item.rakuten.co.jp/event-ya/no-8545/>より
根本的なこととして、なんで七夕に『笹』なのかってことですが、その理由として笹は神聖なものとして扱われたからなのです。
笹は根が強く、繁殖力も強く、寒さ・暑さ・強風などにも強く、そのことから生命力が強い神秘的な植物という認識を当時の人々は思ったそうです。
それに笹の葉のこすれ合う音は、神様を招くという迷信が世の中に溢れ、結果として神聖なものとして扱うようになってのが始まりだとされています。
松・竹・梅の中の、松や梅ではきっとダメだったのでしょうね。
笹の飾り方
<引用元:http://www.loft.co.jp/kotokiji/detail.php?id=8153>より
仙台の七夕飾りというのは7種類飾るのが一般的だとされています。
これらに願い事を書いて飾るわけです。
詳しいやり方はこちらで検索してみて下さい。
参考サイト:http://www.tanabatank.co.jp/nanatu002.php
笹の処分方法
<引用元:http://www.kikunajinja.jp/gyouji/dondoyaki.html>より
七夕が終わったら、使用した笹を処分しなければなりません。
一般的には燃えるゴミに入れて出すわけですが、願い事が書かれた短冊などがついたまま処分するのはあまりにもかわいそう…、家庭で実施した七夕飾りは1日だけの行事に過ぎなかったというさみしい結果となってしまいます。
だったらどうすればいいのか…。
一番心に不安が残ることなく処分する方法は、神社などで見かけることがある『お焚き上げ』が最適な方法です。
お焚き上げはよく正月に行われることが多く、古いしめ縄や正月飾りなどをこの方法で処分しているのをよく見かけるかと存じます。
神社によっては七夕の日にお焚き上げを実施していないところもあります。
お住まいの近くの神社でそれを実施していない場合、川に流すという方法があります。
一部の地方の風習ではありますが、厄を流すといった意味で川に流していたそうです。
最適な方法は神社のお焚き上げですが、やむを得ない場合は短冊などが付いたままの笹を川に流すのがよいかと存じます。